1:アブザンが強くなる
 アブザンは自分でも使うことがあるのでわかるのだけれど、どうも序盤の動きがもっさりしている(1ターン目に教主を出せた場合はその限りではないが)。特に引っかかるのは1マナの除去が流刑であることだ。1マナの利点で序盤から使っていった場合、相手のマナ基盤が充実してさらに展開を早めて後手後手に回ってしまうというのが本末転倒と言うかなんというか・・・。きっとそれがこの札で解消されるのだ。強くならないわけがない。

2:ジャンドへの有効牌となる
 除去合戦の果てに山峡で撲殺するというのがジャンドの大きな勝ち筋の一つなのに、その対応策をすべての黒デッキが新たに得るというのは心配だ。立ち回りで回避できる稲妻を除くと敵はジャンドの終止、アブザンやトリココンの流刑、残忍な切断、あとは各種土地対策くらいだったのにたった1マナで処理される時代が来てしまったのだ。後述するがバーン対策にも入るであろうこのカードがジャンド相手にサイドインされるのはほぼ確実だ。一押し2、大爆発3とかサイドインされるとだいぶキツそうでつらい。

3:ジャンドには入るのか
 サイドにはほぼ確実に入るだろう。バーン相手にはショックランドの関係で1ターン目に打ちにくいこともある稲妻よりも明らかに強い。見映え損ないが入ってたくらいの枠に入らないわけがない。メインには多分終止のほうが優先だろう。タシグル、アンコウ、タイタン系などのデカブツを見過ごすわけにはいかないからだ。まあメイン1、サイド1くらいになるのではないか。


 ジャンドにとってはまあちょっとした向かい風になるでしょうね。一番これを苦手とするであろうSCZと感染、青赤果敢が衰退中なのもちょっと・・・
 アブザン相手の2ターン目にボブや剥ぎ取りだして”オラオラ早くパス打ってこいよ”と煽れなくなるのが一番残念です。

コメント

エノキ
2017年1月21日8:42

非常に論理的で大変勉強になります!勝手ながらリンクさせて頂きました。

なる
2017年1月29日1:37

>エノキさん
コメント&リンクありがとうございます。あくまで予想なので実際に使うとまた色々視えてくる部分もありそうですね。今後共よろしくお願いします!

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